栽培記録
【実体験】ビカクシダって本当にカッコよくなる?、答え「なります。ただ...」
珍奇植物解説系Youtuberビザプラ植物園が買って一番翻弄された植物とは
......↓
ビカクシダ
そうです。死ぬほど沼りに沼って、死ぬほど好きになったのに、一時期死ぬほど憎くなって、結局一番感情が揺れ動いたのがこの植物でした。
なぜそうなったのか?
今日、全部話す。
ところで、みんなもInstagramや検索でとんでもなくカッコよくなったビカクシダを見たことがあったんじゃないでしょうか。あれって、本当にああなるの?だまされてない?って思いますよね。
答えを言います。
なります。
......ただ、その道は甘くない。
1. ビカクシダって最初よくわからない
ビカクシダは最初、どれも全部同じに見えるという問題があり、実際にどれも同じに見えます。
ホームセンターとかに並ぶビカクシダ。全部おんなじ。チロッとした葉っぱが生えてる。

並ぶビカクシダ
いやいやいや。
たしかに最初は全部似る。全部おんなじに見える。
でも、結構違うよ?
例えばこれを見てほしい。これはベイチーのauburn river。
......↓
ビカクシダ
そうです。死ぬほど沼りに沼って、死ぬほど好きになったのに、一時期死ぬほど憎くなって、結局一番感情が揺れ動いたのがこの植物でした。
なぜそうなったのか?
今日、全部話す。
ところで、みんなもInstagramや検索でとんでもなくカッコよくなったビカクシダを見たことがあったんじゃないでしょうか。あれって、本当にああなるの?だまされてない?って思いますよね。
答えを言います。
なります。
......ただ、その道は甘くない。
1. ビカクシダって最初よくわからない
ビカクシダは最初、どれも全部同じに見えるという問題があり、実際にどれも同じに見えます。
ホームセンターとかに並ぶビカクシダ。全部おんなじ。チロッとした葉っぱが生えてる。

いやいやいや。
たしかに最初は全部似る。全部おんなじに見える。
でも、結構違うよ?
例えばこれを見てほしい。これはベイチーのauburn river。
普通のホームセンターのベイチーに比べ、貯水葉が尖り、細い葉が上に伸びる。
普通のベイチーならここまで行かない。
フーンシキもそう。
小さいうちは何の変哲もないビカクシダだけど大きくなると....

フーンシキ
カール!?
まさかの、カールします。
2. 実際に育ててどう変わったか
まず、Willinckii "Nano"みていきましょう。
これは信頼出来るナーセリーから15000円でビックリするほど小さいものを購入したものとなります。
この小ささだと一瞬で朽ちる可能性もあり、偽物という可能性も大いにあるわけです。えーと買ったのが2024年だったからつまり2年ちょっと前か。

ウィリンキー nano ↓

ウィリンキーnano
なんと、ここまでカッコよくなりました。
本当にこうなるんですね。自分でもびっくりです。
次に、セルソタツタを見てみましょう。
これはヤフーオークションでビカ森から購入したTC苗だったと思いますが、やはり最初はちょっとぶ厚い普通のビカクシダでした。

それが今では...。

セルソタツタ
うち一番カッコいい姿にまで変容しました。まさかここまで綺麗に造形されるとは自分でも思っていませんでした。
3. カッコよくなる種類・ならない種類
ただ、中には全然カッコよく仕上がらない種類もあったりします。例えばこちら、E1。
先程紹介したセルソタツタのような分岐の多い姿になるはずでしたが、いつまでたっても普通のビフルカツムのままです。

E1
ただ、このE1、恐らくまだ根っこが綺麗に張りきっていないんですよね、なんなら本体の成長を差し置いて子株が成長しはじめる始末。
つまり、結構コンディションに左右される。
遺伝子より、環境より、...コンディション。人間で言う機嫌。。。
根が張ってるか、やる気を出すだけの光量があるか、風通しがあるか、結局そこに左右されます。
普通のビフルカツムやベイチーも大きくなれば本当はカッコよくなるんですが、コンディションによってはほとんど分岐せずダラーンとした葉を展開することも多い訳です。
つまり、何を買うかじゃない。
どのくらいご機嫌を取れるか。であると。
そして、意外と忘れがちなのが根っこ。
ビカクシダは貯水葉の間にも根っこを張り、かなり根っこで全体重を支えています。そのためその根っこがあまり張っていないと覚醒しないだけでなく、「折れ」ます。
無慈悲に折れます。

また、水が多すぎると貯水葉が出にくくなったり、とにかくご機嫌取りが重要。そこに戻るわけです。
あとあとあと、ライトの向きも重要。ちゃんと真正面から当てないと、葉が傾きいい感じに展開しないって言うのもあるんですよ。
4. デカすぎて萎える
そして、ビカクシダを育てて実際に大きくなったのは良かったんですけども。
あの、デカすぎます......。
例えばスペースがあって、10個ビカクシダが置けると思ったとします。
絶対に10個買わないでください。
せめて3つ。
なぜかというと、ビカクシダは...
環境が合うと、1年で2倍、2年で5倍くらいの大きさまで大きくなるからです。
これが本当に厄介で、本当に大きい。そして葉を触るとすぐ星状毛がもげて汚くなることから、ただ場所を取るだけではなくそのビカクシダがある範囲の四角形の範囲すべてがその個体の占有範囲となります。

占有イメージ
つまり、ビカクシダを互い違いに配置することが出来ない。なぜなら四角形として占有するから。つまり、必然的にデッドスペースがうまれるっていうわけです。
大体、板付けした板の左右板3枚分くらいは占有していると考えた方がいいです。
5. カイガラムシとコバエ問題
そして、やっかいなのが虫問題。
まずカイガラムシ。これが非常に厄介。
カイガラムシとは虫のように見えないへばりついたゴマのような姿をした害虫で、ビカクシダに発生した場合ビカクシダの汁を吸いながら、べたべたとした排泄物を付近に巻き散らかします。
つまり、ビカクシダがべたべたしはじめたら危険のサイン。

かいがらむし初期のイメージ
葉の裏や貯水葉の間などに潜伏することもあり、しかも一気に繁殖し、特定の大きさで一斉に目立つというかなり厄介な性質をしています。
対策としては風を回す、適用のある薬剤を使用する、風通しを改善するなどが挙げられますが一回でも発生すると大変。葉っぱを落としたくなる気持ちもわかりますけど、
ここに
葉っぱを剪定して枯らした実体験
があるのでいいます。
ビカクシダは急に葉っぱを切りまくるとすごい弱る。
なので、星状毛はもう無視。使わなくなった歯ブラシで軽く磨き、シャワーで残さず流しましょう(風呂場でやるかどうかは自己責任)
そして
コバエ
厳密にはクロバネキノコバエ。
めちゃめちゃ発生します。。
...まあ、無からは生まれません。
ただ!!
一回どっかからやってくると、指数関数的に増えます。
なぜなら、常に湿った水苔というのがクロバネキノコバエの最高の繁殖場(ラ〇ホテル)だからです。
ヤバい。本当にヤバいくらい発生して、一時期毎日30匹くらいが飛び回る地獄のコバエ部屋になりました。
ここで解説すると、クロバネキノコバエにはオスとメスがあるのはもちろんですけど、オスはぶんぶんと飛び回り、メスは地上部をてこてこと歩く性質があります。
なので両方潰すために
電撃式の捕虫器で飛び回る個体を減らし

電圧装置
こういった吸着シートでメスを捕えましょう

吸着シート
これで数週間耐えれば徐々に減っていきます。
まあ、、、最初からいないのがいいんですけどね。
6. それでも育てたくなる理由
それでも何で育ててるかって言うと、やっぱり他の植物では代用できない美しさがあるから。
ビカクシダには散々ムカついたよ。デカいしムシだし世話が焼けるし。
でもこの美しさ、ビカクシダだけじゃないでしょうか。

ウィリンキー
以上。
普通のベイチーならここまで行かない。
フーンシキもそう。
小さいうちは何の変哲もないビカクシダだけど大きくなると....

カール!?
まさかの、カールします。
2. 実際に育ててどう変わったか
まず、Willinckii "Nano"みていきましょう。
これは信頼出来るナーセリーから15000円でビックリするほど小さいものを購入したものとなります。
この小ささだと一瞬で朽ちる可能性もあり、偽物という可能性も大いにあるわけです。えーと買ったのが2024年だったからつまり2年ちょっと前か。


なんと、ここまでカッコよくなりました。
本当にこうなるんですね。自分でもびっくりです。
次に、セルソタツタを見てみましょう。
これはヤフーオークションでビカ森から購入したTC苗だったと思いますが、やはり最初はちょっとぶ厚い普通のビカクシダでした。

それが今では...。

うち一番カッコいい姿にまで変容しました。まさかここまで綺麗に造形されるとは自分でも思っていませんでした。
3. カッコよくなる種類・ならない種類
ただ、中には全然カッコよく仕上がらない種類もあったりします。例えばこちら、E1。
先程紹介したセルソタツタのような分岐の多い姿になるはずでしたが、いつまでたっても普通のビフルカツムのままです。

ただ、このE1、恐らくまだ根っこが綺麗に張りきっていないんですよね、なんなら本体の成長を差し置いて子株が成長しはじめる始末。
つまり、結構コンディションに左右される。
遺伝子より、環境より、...コンディション。人間で言う機嫌。。。
根が張ってるか、やる気を出すだけの光量があるか、風通しがあるか、結局そこに左右されます。
普通のビフルカツムやベイチーも大きくなれば本当はカッコよくなるんですが、コンディションによってはほとんど分岐せずダラーンとした葉を展開することも多い訳です。
つまり、何を買うかじゃない。
どのくらいご機嫌を取れるか。であると。
そして、意外と忘れがちなのが根っこ。
ビカクシダは貯水葉の間にも根っこを張り、かなり根っこで全体重を支えています。そのためその根っこがあまり張っていないと覚醒しないだけでなく、「折れ」ます。
無慈悲に折れます。

また、水が多すぎると貯水葉が出にくくなったり、とにかくご機嫌取りが重要。そこに戻るわけです。
あとあとあと、ライトの向きも重要。ちゃんと真正面から当てないと、葉が傾きいい感じに展開しないって言うのもあるんですよ。
4. デカすぎて萎える
そして、ビカクシダを育てて実際に大きくなったのは良かったんですけども。
あの、デカすぎます......。
例えばスペースがあって、10個ビカクシダが置けると思ったとします。
絶対に10個買わないでください。
せめて3つ。
なぜかというと、ビカクシダは...
環境が合うと、1年で2倍、2年で5倍くらいの大きさまで大きくなるからです。
これが本当に厄介で、本当に大きい。そして葉を触るとすぐ星状毛がもげて汚くなることから、ただ場所を取るだけではなくそのビカクシダがある範囲の四角形の範囲すべてがその個体の占有範囲となります。

つまり、ビカクシダを互い違いに配置することが出来ない。なぜなら四角形として占有するから。つまり、必然的にデッドスペースがうまれるっていうわけです。
大体、板付けした板の左右板3枚分くらいは占有していると考えた方がいいです。
5. カイガラムシとコバエ問題
そして、やっかいなのが虫問題。
まずカイガラムシ。これが非常に厄介。
カイガラムシとは虫のように見えないへばりついたゴマのような姿をした害虫で、ビカクシダに発生した場合ビカクシダの汁を吸いながら、べたべたとした排泄物を付近に巻き散らかします。
つまり、ビカクシダがべたべたしはじめたら危険のサイン。

葉の裏や貯水葉の間などに潜伏することもあり、しかも一気に繁殖し、特定の大きさで一斉に目立つというかなり厄介な性質をしています。
対策としては風を回す、適用のある薬剤を使用する、風通しを改善するなどが挙げられますが一回でも発生すると大変。葉っぱを落としたくなる気持ちもわかりますけど、
ここに
葉っぱを剪定して枯らした実体験
があるのでいいます。
ビカクシダは急に葉っぱを切りまくるとすごい弱る。
なので、星状毛はもう無視。使わなくなった歯ブラシで軽く磨き、シャワーで残さず流しましょう(風呂場でやるかどうかは自己責任)
そして
コバエ
厳密にはクロバネキノコバエ。
めちゃめちゃ発生します。。
...まあ、無からは生まれません。
ただ!!
一回どっかからやってくると、指数関数的に増えます。
なぜなら、常に湿った水苔というのがクロバネキノコバエの最高の繁殖場(ラ〇ホテル)だからです。
ヤバい。本当にヤバいくらい発生して、一時期毎日30匹くらいが飛び回る地獄のコバエ部屋になりました。
ここで解説すると、クロバネキノコバエにはオスとメスがあるのはもちろんですけど、オスはぶんぶんと飛び回り、メスは地上部をてこてこと歩く性質があります。
なので両方潰すために
電撃式の捕虫器で飛び回る個体を減らし

こういった吸着シートでメスを捕えましょう

これで数週間耐えれば徐々に減っていきます。
まあ、、、最初からいないのがいいんですけどね。
6. それでも育てたくなる理由
それでも何で育ててるかって言うと、やっぱり他の植物では代用できない美しさがあるから。
ビカクシダには散々ムカついたよ。デカいしムシだし世話が焼けるし。
でもこの美しさ、ビカクシダだけじゃないでしょうか。

以上。

